「こんにちは、おかあさん」を観て。

上映開始が午前10時10分なので、取るものも取り敢えず映画館へ。
さすがに早朝の月曜日なので、観客はパラパラとしかいません。

夕方映画の感想を記録簿に書こうと座ったとき、付けっぱなしの
TVから「谷村新司さん」の訃報のニュースが流れてきて吃驚しました。
誰もが良く知っている方なので、衝撃は大きいでしょうが
享年74歳だそうで報道の方が未だ未だお若いのに、、と、又別の方が
昭和の世代の方々が亡くなられて行く、と訃報を悼んでいらっしゃいました。

百年時代と謳われている昨今、確かに70代はとても若い、30年残ってます。

こんなお話があります。現在90歳の女性が、60歳の時にテニスを始めようかと
思い立ったが、もう年だから辞めとこうと断念したんだけど、あの時
始めていたら30年も続けられていたのに。と 嘆かれたそうです。
まさに林修氏の「いつやるか今でしょ!」の言葉を思い知らされる逸話です。

織田信長が「人生五十年」と謳い舞った1500年時代から百歳時代を掲げる
2000年の現代まで500年間に人の寿命は50歳延びた事になります。
私の記憶が間違っていたらごめんなさいだけど、企業の就業規則に定められた
定年退職年齢は、1970年代は55才、1980年代は」60才、1990年代は65才、
と時代に応じて変化していってます。そして終活時代を迎えるんですね。
この終活時代をどう生きるか! 
「こんにちはおかあさん」の(吉永小百合)は主人の残した家業を細々繋ぎながら、
ボランティア活動して、ほのかな恋をして明るく楽しそうに暮らしている、、、
久し振りに会った息子がおかあさんの艶めいた美しさに吃驚します。
ひと昔前なら禁じられた描写を今の時代には肯定出来る生きざまに喝采です。
谷村新司」さんの余り有る才能はもっともっと世に出して欲しかったです。
(一度生を得て、滅せぬ者のあるべしや)
限られた人生を悔いの無いように過ごしたいと思います。