直感で得た職業

インスピレーション、霊感、直感、こういった精神的な働きも、
スピリチュアルの領域になるのでしょうか。
私が40有余年働き続けた仕事も、出発点は或る直感によるものでした。

二人の子供が小学校に入って毎日の多忙な日々に余裕が出来た頃、
近所の奥さんが見知らぬ人を連れて訪ねてこられました。
自由な時間を働きませんか?と言うものでかなり頻繁に通って来ました。
D生命保険セールスの勧誘でした。
1968年10月の事ですが、当時保険そのものが余り普及して無くて、
全保険普及率は90%位だったと思います。
私自身全く無知だったから余りの熱心さに負けて、少しお話を聞いても
良いかなと、事務所に付いて行きました。
こじんまりした事務所に足を踏み入れた瞬間目に飛び込んできたのは
壁に大きく張られた赤い棒線グラフの存在でした。
会社説明を聞き、その棒線グラフの成り立ちをじっくり聞きました。
グラフの下に50名程並んだ名前の中に私の名前を入れて貰ったら、
私はあの赤い棒線をどこまで伸ばせるだろう?
「やってみよう!」 瞬間入社を決めていました。

未だ未だ女性が働くには世間の目が厳しい時代でしたから、
案の定夫とのせめぎ合いが続きました。
気まぐれで一瞬の判断で決めた職業を、紆余曲折を経ながら
四十数年働き通しました。天職だったと思って居ます。
私が携わった時代と、現在の働き方が大きく変わった今に通用する
話ではないけど、人間の本質は変わらないのではないかと思います。

保険セールスを始めてから、仕事を手短にスムーズにこなす手段を
いち早く見つけました。
それは氏名、生年月日がキーワードで、姓名判断、四柱推命、と言った
本を買って勉強しました。
保険を勧めるとき、本で調べて居た人柄をおよその見当を付けていくので、
交渉がスムーズに進みました。

勉強していて驚きました。人は自然に生れて、其の後に色々愛しい
子供のために頭をひねって一番良い名前を付けてあげます。
名前は「姓名判断」 生年月日は「四柱推命
この二つの内容が全く同じなのです。
やはり人智を超えた何かが存在するのでは無いかと思います。

次は「市川雷蔵」の一目惚れ?について書きます。