大衆演劇の南條劇団総座長龍美麗誕生日公演に行ってきました。
お芝居のタイトル「豪十郎の苦悩」を観て、また美麗総座長独特の
難しい解釈のお芝居かなと想像していたのですが、
案に相違して、喜劇に仕立てられていました。
悪辣無比な豪十郎がいかにも怪し気な薬屋に飲まされる薬で、
多重人格になり、優しい人格に変わったかと思うと元の悪辣な
豪十郎に変わってしまう、、、
美麗自ら*ヨメ*と称する程仲良しの大五郎座長が薬屋に扮して、
豪十郎の善から悪に変わるタイミングと薬の与え方と、
捕らわれている遊女(龍まさと)の狼狽え方と、三様の動きが凄かった。
本来の豪十郎と上品で優しい豪十郎の一人二役を演じなければならない
豪十郎の苦悩が、とてもよくわかりました。
美麗総座長の熱演に気の毒ながら大笑いしてしまいました。
もう一つの喜劇を紹介します。
「なんなんだこりゃ 忠臣ぐらー」
忠臣蔵の一つのエピソードを題材にして全く変わったストーリーにしてしまった
笑えるお芝居です。
吉良邸屋敷の傍で米屋を営む前原伊助を主人公にした吉良邸屋敷図面を
大問題にして描いたお芝居でした。
脚本は「三河家 諒」さん。
橘劇団で観たのですが、伊助に扮した「橘せいや」が見事に脚本家の
意図をきっちりとらえていたと思います。
喜劇といっても逆にむつかしいのではないでしょうか。
最近二本の喜劇を楽しく観劇して嬉しくなりおしゃべりしたくなった訳です。
