灘校で有名なイベントが文化祭です。
毎年5月2日・3日の二日間全校舎開放して一般市民も自由参加で
賑やかに開催されます。一番の人気は灘校関連のロゴマーク
が入った数々のグッズが午前中に売り切れてしまう事です。
校門を入った所で手渡された案内冊子をたよりに校舎に進みます。
中学高校の区別無く、全校生徒の90%は何らかのクラブ活動を
しているそうで、教室別に当てられたそれぞれのクラブが
見学客を集めて日頃の成果を発表して居ます。
とても興味深かったのは、大講義室で行われていた;ガチトーク；
灘校生と客演らしい開成校生の各々4名づつのディスカッションでした。
皆高校生らしいけど司会者の質問に、ごく普通に温和しめの会話が
ゆっくり進行しています。校風の事、勉強の内容、等観客は
誰もが優秀な生徒と認識してるので、興味津々で聞き入っていました。
私が一番嬉しかったのは、食事はお母さんの作った物を食べる、
服装はお母さんが買ってくれた物を着ている、
ありふれた言動かも知れないけど、この生徒等の素朴さが
今の彼らを形成して居るのだろうと感じました。
孫は「アマチュア無線部」へ一年から最後迄所属して居ました。
たった3人しか居なかったクラブが性に合ったのかアマ研大会に出場、
次々優勝して最後は世界大会で優勝してしまいました。
おかげで部員数も20数名に増やして貢献したらしいです。
その上「神戸ユース賞」まで受賞する事が出来て、有意義なクラブ活動
を過ごしたと思います。
懇談会の時先生方が口を揃えて全般的に「頭が良い」旨仰有っていましたが、
一つのエピソードを。
孫がある授業のノートを取るのを忘れたので、友人に写させて欲しいと頼んだら、
その友人は孫のノートを手にするやサラサラと全部書き終えたそうで、
孫は彼の記憶力に舌を巻いていました。一気に触発されたみたいです。
