灘中学校

念願の灘中学校に合格した孫の入学式に
いっちょかみ(大阪弁)の私も付いて行きました。
講堂一杯に張詰めた生徒、父兄の視線を集めた校長先生の訓示は
灘校の校風を示唆するものでした。
「校則」は無く、生徒の自主性に任せ、自由な学生生活を送りなさい、
ただし校風に合わないと判断したときは、即退学をして頂きます。」
中高一貫校で各教科の担任先生が6年間持ち上がりです。
創立に大きく拘わった柔道家加納治五郎先生の教育方針が
根付いています。「自他共栄」「精力善用」

入学式に持参する物の中にキャリーバッグが有りました。
式が終わって決められた教室に入るとネームが付いた机がありました。
キャリーバッグの用徒の意味がやっと解りました。
中学1~3年の全教科書を持って帰るのです。普通なら1年分では?
徐々に解って行くのですが、授業の速度が速く、中2で中学課程を終えて
しまうのです。
中2の春頃でしたか父兄参観日があったのですが、生憎母が仕事で
行けないからと代理でお婆が行くことになりました。
私も仕事をしてますので、少し遅れて校門に入りました。
シーンとした空気の校舎を探して歩きながら、ハテ!人が居るのか?
当たり前に校舎全体で授業が行われてる筈なのにこの静けさは!。
探し当てた孫の教室の窓を覘くと数学らしき授業をしてる様子に
固唾を呑みました。静かにチョークで話してるのは先生、それを凝視
してる40人の生徒、後ろに立って生徒と同じ目で聞く参観の父兄。
白板に書かれた文字も先生の話もさっぱり解らず身を竦めていました。
授業後別教室で2年教科担任の8人の先生方と、父兄達の談話会がありました。
それぞれ先生のお話は興味深く拝聴しましたが、共通した言葉は
{真面目}でした。(つづく)

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